2010年5月24日月曜日


本日は 井上修道 先生著 “大秘法「開運霊符」“ 現代書林 (1992年11月30日 初版 第1刷) 
より、” 国家的災害を防ぐ霊符があった。”を記載させて頂きます。

●国家的災害を防ぐ霊符があった。
 人間がなんてちっぽけな存在なのか思い知らされるときがあります。台風、
地震、火山の爆発などの天災に遭うとき、人間はひたすら大自然の恐怖に脅
かされます。実際に今でも世界のどこかで天変地異に苦しんでいる人が大勢
おられます。また、最近本屋で多く見かける予言書を見て大災害があるので
はないかと脅えている人もいるようです。
 平成3年の相次ぐ台風上陸は、リンゴをはじめたくさんの作物に被害を与
えました。これだけ文明が進んだ今でも自然の力にはかなわないということ
です。
 霊符が中国の皇帝に大いに活用されたということはすでに述べました。ど
のようなときに、どのような場面で皇帝は霊符を使ったのでしょうか。国を
治める人が何に心を砕き、何を恐れたか。今よりずっと農業の技術も遅れて
いたころ、食べることがままならなくなったとき、人々は政治に不満を抱く
ようになります。農作物が取れなければ人民は飢えていきます。それが原因
で一揆が起きたりもします。本当に困り果てたとき、皇帝は霊符に頼ったのでしょう。鎮宅七十
二霊符の四十七番や四十九番がそれに当たります。
 実際に私たちが書いて祈願するには大きすぎる内容かもしれません。しかし、大きな難を小さ
な難に変え、田畑や家畜の被害から早く立ち直るためにこうした霊符があったことは知っておい
ていただきたいと思います。
 霊符が中国では皇帝に活用され、朝鮮、日本では皇室や寺院などの権力者たちによって広めら
れたということは、国家的災害の際にもかなり使われたはずなのです。
 鎮宅霊符神は神道では、国常立命(くにとこたちのみこと)という別名を持つように、この地球
をつくられた神様です。地球をつくった神様にお願いをして天変地異を鎮めてもらうのは理にか
なったことです。
 地球の温暖化現象が危惧されている今、本当に心配なのは、少しずつ地軸がずれてきているこ
とです。いずれは北極星が別の星になってしまうとのこと、私はこのことを聞くと、宇宙船地球
号の行く末を心配せずにはいられないのです。
 真北にあっていつも人類を見守ってくださっている神に対して、自ら角度を変えてしまってい
る人が多くなっていることの象徴が地軸のずれになっているのではないか。天変地異も何かの警
鐘なのではないか。
 私は、神仏を無視し、自分勝手な生き方をしている人にもたくさん会いましたが、神仏を利用
して金儲けをしたり、人の心を惑わしたりしている人もたくさん見てきました。本当の意味での
信仰の原点に戻るために試行錯誤を繰り返し、今は北に向かい鎮宅霊符神(妙見菩薩)に祈る毎日
ですが、神様にすがるだけでなく、神様に喜んでもらえるような自分になれたらよいなと思って
います。
神様にお願いするだけでなく、神様の心情が分かる人が増えたとき、大自然に人間が苦しめら
れることももっと減ると思うのです。

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